乾燥・硬化の種類

これらの乾燥・硬化のメカニズムは大きく分けて,基本的に物理的変化と化学的変化のいずれか,またはその両者の組合せによるものである。

物理的変化は主に塗料中の溶剤等の液体状態を保っていた成分を蒸発させる現象で塗膜を得るもので,一般にこの現象を乾燥といっており,化学変化の場合は一般に硬化といい,空気中の酸素とか湿気また,硬化剤と反応させるなど,酸化重合とか架橋反応などの化学反応によって硬化塗膜を形成するものである。

一般に液剤の蒸発のみで塗膜を形成する物理的変化の場合は,塗料→塗膜が可逆性があり,化学反応によって塗膜を形成した場合,塗料状態と塗膜状態では,展色材の化学構造が変化しており,塗料→塗膜が不可逆性にあり,この点は,塗装上の塗重ね時間などの管理上に大きく影響するもので,塗膜の層間付着性等の問題を生ずる原因ともなる。

いずれにしても,それぞれの塗膜形成のメカニズムをよく理解し,それに応じた管理上のポイントを把握する必要がある。

投稿日: 12月 6, 2017admin

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